21
2015

嬉々として、標準レンズを付けて散歩に出掛ける

CATEGORYスナップ
レトロスペクティブ5にM-EとZeiss Ikonを入れて小旅行に出掛けました。旅行と言っても、たかだか電車で2時間程度の街への散歩です。

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COSINA Zeiss Ikon/SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH./HP5 PLUS


一眼レフを2台持ち出すのは心が折れますが、レンジファインダーカメラであれば許容できる範囲です。去年の11月からフィルムで撮影をしていなかったので、感覚を忘れないようにするためにも撮影に持ち出すことにしました。

ILFORDのHP5 PLUSはISO400のモノクロフィルムの中では比較的値段が安く、それでいて粗さもそこまで感じないのでスナップ撮影には最適ではないでしょうか。パンフォーカスで撮影する私にとってはISO400フィルムは便利なのですが、同時に高いのです…。


Zeiss Ikonのファインダー倍率は0.74倍です。M-Eよりも倍率が高いファインダーは望遠側が適しているように思えますが、接眼部の口径が大きいZeiss Ikonの方が広角側のブライトフレームが見やすく感じます。



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LEICA M-E/SUMMICRON-M 50mm F2(4th)


光に着目して被写体を探すと、色よりも陰影が際立った写真になるのでモノクロ化したくなりますが、モノクロフィルムと併用している手前、あえてカラーで現像しました。他の人たちの成功を祈るこの絵馬の願いが叶うことを願ってやみません。


50mmは標準の中の標準とも言うべき焦点距離ですが、私にとっては中望遠の入り口ともとれる画角とパースペクティブをもたらすレンズです。



XL1005269.jpg
LEICA M-E/SUMMICRON-M 50mm F2(4th)


似たような写真をすでに出していましたが、これを撮るときにはフラッシュを使っていることを断らせてください。小さいフラッシュを正面から光らせるのはライティングとしてはタブーに近いものがありますが、ほんの僅かにでもディティールを得たり色を改善する応急処置にはなり得ます。


一眼レフも好きで使っていますが、やはり軽快さが必要なときはレンジファインダーカメラが最適です。レンズを通した像が見えるわけではないので、ピントが合っていなくても常にはっきりと見えるファインダーは魅力的です。本当は球面収差で五里霧中になることだってないはずなのです。



XCZI323.jpg
COSINA Zeiss Ikon/SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH./HP5 PLUS


流し撮り!
暗転しないからと言って、レンジファインダーカメラで流すなんて正気とは思えません。しかし、スナップでは被写界深度を得たいのでISO400ではスローシャッターになることがあります(このときは1/60秒だったと思います)。それでも被写体の動きを止めたいのであれば…。


出来ることが限られているカメラは、その場で導き出される最適な撮影方法が1つか2つくらいしかないので、迷うことなく設定してシャッターを切ることが出来ます。流し撮りもフィルフラッシュも、その限られた可能性の1つです。上手く撮れるかは普段から試行錯誤を繰り返すしかなく、そういった実験はフィルムよりデジタルの方がずっと適していると思います。


35mmや50mmのように標準的な写り方をする焦点距離は、そういったトライ・アンド・エラーの良き相棒になってくれるはずです(カメラとレンズは失敗写真を撮っても怒ったりしませんが、逆に慰めてもくれません。事実だけを突きつけてくれる誠実な人たちです)。個人的には被写界深度を深くしやすい35mmをスナップの標準レンズとし、ポートレートやスチル撮影では50mmを標準レンズと考えています。

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