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2015

その、ZMマウントの可能性は

CATEGORYカメラ
2015年2月11日、久しぶりにコシナがZMマウントで新しいレンズを発表しました。素晴らしいことです!
※この記事は、新しいレンズのレビューではありません。

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Nikon D800/Nikkor 24-70mm F2.8G ED


ZMマウントとは、コシナがカール・ツァイス銘で製造しているレンジファインダーカメラのマウントで、ライカのMマウントと互換性があります。当然ZMマウントのカメラも存在しており、その1つが135フィルム用のZeiss Ikonです。残念ながら、このカメラは2013年に生産終了になってしまいました。


Zeiss Ikonは前面から見ると直線を基調としたデザインになっており、若干の丸みを持つM型ライカとは全く違う印象を持っています。電子制御された縦走りメタルフォーカルプレーンシャッターを持ち、自動露出時は無段階に、マニュアルでは1秒から1/2000秒までを1段刻みで設定することができます。フラッシュは1/125秒より遅いシャッターで、先幕シンクロします。

シャッター音は同社のBESSAシリーズよりは控えめですが、”ジュトッ! ”という割と目立つ音で、静音性が高いわけではありません。かといってエプソンのR-D1シリーズのような甲高い音が含まれた安っぽさがないので、撮るべくして撮る撮影であれば、むしろ心地よいと思えるタイプのシャッター音だと感じます。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/BW400CN



防塵防滴性能を有しているようには見えないので、過酷な環境でのドキュメンタリーや風景撮影には使わない方がいいでしょう。一般的な環境で、ごく一般的な撮影に。
R-D1も同じですが、ライカよりもファインダーの接眼枠が広いため、広角側のブライトフレームは見やすいです。一方、二重像が見えにくくなる角度からも覗くことが出来るので、とっさに構えるとピント合わせが困難になることがあります。

広角レンズでパンフォーカス撮影すれば何も問題ないので、セカンダリーとして使うのであれば28mmか35mmのレンズを付けるのが良いかもしれません。もちろん、有効基線長の長さを活かして85mmをチョイスするのも良いと思います。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander ULTRON 28mm F2/NEOPAN 100 ACROSS


R-D1も素晴らしいレンジファインダーカメラですが、やはり35mm判フォーマットで使って本来の画角が得られた方が使い勝手が良いものです。広角レンズなどを使うならなおのこと、一眼レフよりも小型で高性能に設計された単焦点レンズの強みを活かすためには135フィルムを使うのも大変良い選択だと思います。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander COLOR SKOPAR 35mm F2.5 PII/HP5 PLUS


ZMマウントのレンズは持っていないので、不敬罪で捕まってしまいそうです。しかし、カラースコパー35mmとこのカメラの組み合わせは非常にコンパクトで、これはビオゴンを付けるよりも機動性が高まるのではないでしょうか。いやしかし、ZMマウントのレンズが気にならないわけではなく、むしろ手を出したいという気持ちの方が…。


レンズ選びとは難しいもので、その選択肢を増やしたコシナには何と言ってお礼をすれば良いか分かりません。いえ、他意なんてありませんよ。可能性が広がることは、嬉しいことです…。


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