25
2015

雨上がりの朝日がなせるわざ

CATEGORYスナップ
この世界に良い光と悪い光があるなら、朝日は良い光です。私の眠りを妨げるのだとしても、良いものです。特に雨上がりの朝日は最高です。私の眠りを妨げるのだとしてもね!

XEPSN4210.jpg
EPSON R-D1x/SUMMICRON-M 50mm F2(4th)


私は何度かスピードライトで朝日を作ったことがありますが、今回は幸運にも本物の朝日で濡れた花の写真が撮れました。雨上がりに朝日が昇ったとしても、その光で照らされる場所に必ずしも被写体があるとは限らないのです。


濡れた草花は反射が強いので、順光での撮影は避けます。半逆光で、射し込んだ朝日に照らされた葉が玉ボケになるのを狙いました。撮影距離は0.8m前後で、F値はたしか1段絞ってf/2.8だったと思います。R-D1はクロップセンサーなので、最短が0.7mの50mmレンズを使えばそれなりの大きさで花を撮影出来ます。


右側にホットスポットが出来てしまいましたが、素晴らしい発色と柔らかいボケを写すことが出来たので妥協します。このレンズの解像力は、R-D1にとっては明らかにオーバースペックです。



XL1005147.jpg
LEICA M-E/SUMMICRON-M 50mm F2(4th)


この日は傘にとっても休日だったようです。

この写真では朝日が直接射し込んでいるのではなく、外の濡れた道路に反射した太陽光が間接的に店内を照らしていました。指向性は強いですが、太陽よりは相対的な面積が大きいのでハイライトのギラつきが抑えられています。

濡れている路面だからこそこの光が得られたのです。雪原だけがレフ板ではありません。もちろん、白いタイル張りの通路やガラス張りのビルディングも、そういう可能性を秘めています。


朝の静かな喫茶店はシャッターを切るのが憚られるようなシチュエーションです。しかし、光は素晴らしく、おあつらえ向きな被写体がそこにある…! そんなときこそM型の出番です。M-Eのシャッター音は少し大きいですが、生活音に紛れやすい性質の音なので、他の人の時間を邪魔することなく写真を撮ることが出来ると思います。

間隔を少し開けて(2分間隔だったようです)、分離チャージモードで2回シャッターを切りました。チャージは机の下に置いているカメラバッグの中で行います。構図とピントを確認した後、食べかけのアップルパイをコーヒーで流し込んで店を出ました。


写真を撮る直前までそぶりを見せないことと、撮った後は深追いしないことがスナップ撮影の基本ではないでしょうか。良い光と被写体に感謝しながら、慎ましくその場を後にします。もちろん、店員さんには”ごちそうさま”と言ってから店を出るのです。意味深長。

スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment