24
2015

雪国の窓は、良い光

CATEGORY男性
まるで下側からレフ板で影を起こしたような陰影です。

XL1005126.jpg
LEICA M-E/SUMMICRON-M 50mm F2(4th)


たしかにこの写真ではLastoliteのトライグリップディフレクターを使いました。ライトスタンドに取り付け、この写真の左側に置いています。ディフレクターの向こう側にはもう1つライトスタンドを立て、窓の反対側から光を補うためにSB-910を光らせました。
光量は、窓側の露出に対して2段程度アンダーになるようにしています。”フィルライト”というやつです。


ちょっと待ってください。ディフレクターは写真の左側の影を起こしていますが、それでは顎の下の影は消えません。窓からの光は、たいてい上側が明るく、下側は暗くなっています。当然です。光の供給源は空なので、どうしても上側(空があるのはたいてい上側)の方が光量が多くなるのです。しかしこの写真では下側からの光の比率が高いように見えます。窓の下に空が広がっているとでも言うのでしょうか?


移ろいゆく季節と光を意識する人は、高緯度地域の冬は太陽が低い位置を通過するので、寒い季節ほど部屋に光が射し込むことを知っているかもしれません。しかし、それだけではありません。地面が雪で覆われていると、たとえ太陽が窓の反対側にあったとしても、その照り返しが部屋の中に入ってきます。そう、雪がレフ板のように機能しているのです。窓の下に空が広がっていると言う表現も、あながち間違いではありません。まるで雲の上に家が建っているようです。ああ、1階は雪の壁に覆われていますから暗いんですけどね。

雪国の窓は、下側からの光を容易に獲得出来ます。冬は寒くてやってられませんが、ほんの少しだけ良いこともあります。



SB-910はPocketwizardのPlus Xでシンクロさせています。M型カメラにこんなものを付けるのは馬鹿げていると思いますが、光を補うことで輪郭が背景に沈んでしまうことを回避できました。窓の光が素晴らしいので、フラッシュを使うにしても控えめにしておきます。良い光をぶち壊すためにフラッシュを買ったのではありません。

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2 Comments

ぜいぜい  

なるほど、言われればそのとおり。
この雪の反射を利用しておもしろい写真が撮れそうですね。

2015/01/24 (Sat) 16:05 | EDIT | REPLY |   

しゃるる  

>ぜいぜいさん

雪だけでなく、夏の砂浜も同じような効果がありますから、
海でも山でも影を和らげ、眼にハイライトを入れてあげましょう!

2015/01/25 (Sun) 23:35 | EDIT | REPLY |   

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