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2014

8月分のモノクローム写真

CATEGORYスナップ
ここは私が生まれ育った場所で、言ってしまえば飽きるほどに眺めた風景です。トンボやトカゲを追いかけて走り回った畦道で、今度は光を追いかけます。雲の切れ間から差す西日が、山を、田んぼを、立体的に描き出してくれました。野ねずみが水路に飛び込むのはこの日初めて見た気がします。どんな場所でも新しい発見は常にあるのかもしれません。

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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander COLOR SKOPAR 35mm F2.5 PII/NEOPAN 100 ACROSS



このCOLOR SKOPARとの付き合い方は何度も触れていますが、f/8以上に絞って2〜3mほどにピントを置いたパンフォーカス撮影をすると非常にシャープな写り方をします。いい加減な方がよく写るなんて、実に私向きなレンズです。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/XP2 SUPER


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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/XP2 SUPER


このHELIARは開放時の周辺像の流れと周辺光量落ちが特徴的ですが、ピント部分がシャープであることにも注目したいです。後ボケは硬くなりがちですが、前ボケはクセのないボケ方をします。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/XP2 SUPER


シンクロコードで繋いだSB-910が斜光になるようにして彼に光を当てています。カラー写真なら天井バウンスさせたいところですが、モノクロなのでわざと強い影が出来るように狙ってみました。f/4〜5.6の中間絞りでの撮影ですが、周辺像は充分に改善されています。全体的にシャープで、彼のような若人を撮影するのにも適したソリッドな描写です。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/XP2 SUPER


ほとんどが前ボケになっている写真です。道路のデコボコは二線ボケ傾向のあるレンズで撮影するとどうにも嫌な感じに写るのですが、前ボケの素直さが功を奏しているように見えます。



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COSINA Zeiss Ikon/Voigtlander HELIAR classic 50mm F2/XP2 SUPER



お盆に親戚の家を廻って仏壇に線香を上げるのは、お茶を飲み続けるのとほとんど同義です。どれだけ飲んだか分かりません。線香は1本でも、飲むお茶は1杯ではないのです。

ところで私の好きなフレーズに”30杯のコーヒーで構図1つ”というものがあります。これはLynn Johnsonがナショナルジオグラフィックの書籍の中で触れていることですが、良いポートレートは相手との心の通ったコミュニケーションを続けた先でようやく撮れることを私に教えてくれました。それくらい”関わること”は大切なのです。飲むことと撮ることが本題ではなくて。
 
 
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4 Comments

ぜいぜい  

私には、これらの写真たちが一服の清涼剤のように感じました。

風景や人物には歴史や背景があることを、改めて感じさせますね。

いきなり対象としてそこにポンっと現れたのではないんだと。

2014/09/13 (Sat) 10:07 | EDIT | REPLY |   

しゃるる  

>ぜいぜいさん

ありがたいお言葉です。
その写真の奥にある、被写体の歴史やストーリーを伝えられたらいいですね。

2014/09/13 (Sat) 17:58 | EDIT | REPLY |   

ryoeyo  

はじめまして

どれも素敵なお写真ですね。特に一枚目のお写真の情景に心打たれました

2014/09/13 (Sat) 20:26 | EDIT | REPLY |   

しゃるる  

>ryoeyoさん

初めまして。ありがとうございます!
私の故郷の風景が、他の場所に住んでいる人の琴線に触れるようなものであったなら嬉しいです。

2014/09/13 (Sat) 22:10 | EDIT | REPLY |   

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