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2014

穂を黄金色に染める

猫を夢中にさせるこの植物の穂は繊細な毛で覆われています。細かすぎるこの毛の一本一本を写真に捉えるにはどうすればいいでしょうか。

XDSC_7059.jpg
Nikon D800/Nikkor 24-70mm F2.8G ED

 

幸いなことに、この毛は透明です。透明とは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも針金よりは光を通します。光を通すものは順光だといまいちぱっとしない写り方になりがちなのですが、逆光や横からの光を受ければ、まるで光り輝くように浮き立ち、その存在を主張するようになります。


XDSC_7064.jpg


すばらしい夕日が雑草を照らしていました。アンバーのカラーフィルターを付けて200mmにズームしたSB-910という、持ち運べて自由な場所から好きな方向を照らせる人工の夕日です。本当に便利なので、私はほとんど毎回このスピードライトを鞄に入れて持って行きます。

真横より少し逆光になる方向から、この草むらを照らしました。少し離れた場所から照らすのが、夕日的な雰囲気を出すためのポイントです。
夕方で曇り空だったので、自然光だけではあまりにもコントラストが低い写真になります。逆に、フラッシュの光だけではあまりにもギラついた写真になるでしょう。輪郭を浮き立たせ、なおかつ柔らかさも感じるような陰影になるようにシャッター速度を微調整してバランスを決めました。バランスとは、自然光とフラッシュ光の混合比のことです。


何でもなかった草むらに輪郭とディティール、そして色が溢れ出ました。すべては夕日のおかげです。

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2 Comments

ぜいぜい  

へ~へ~ライティングってこういう使い方もあるんですね。
奥が深いですね。

2014/09/01 (Mon) 10:02 | EDIT | REPLY |   

しゃるる  

>ぜいぜいさん

ライティングは自由でなくては!
もちろん、自由度は機材の機能に依るところがありますし、重い荷物を
持つことにもなるわけです。(でも、太陽を持ち運ぶよりはずっと楽なはず)

2014/09/01 (Mon) 21:54 | EDIT | REPLY |   

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