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2013

コスプレコンプレックス@東京レジャーランド10月19日2013年【その2】

CATEGORYコスプレ
天気はほとんど同じですが、ロケーションを変えて撮影しました。観覧車のふもとで、ちょっとした庭のようになっている場所です。

建物の陰になるような場所で撮影しました。曇り空で陰になる場所…。カメラにとっては夜になったのと同じだということを忘れてはいけません。絞りを開いて、感度はISO800まで上げました。

ririxmike
卿尓 さん/御狐神双熾(妖狐×僕SS)、琴 さん/白鬼院凛々蝶(妖狐×僕SS)
Nikon D800/SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM



それだけでは日陰にいる被写体を充分に露光することができません。ブレが発生するほどシャッターが遅くなりますし、背景は真っ白になって少し退屈な写真になります。


幸いなことに、私はこの撮影の直前にNeil van Niekerkの書いたDIRECTION & QUALITY OF LIGHTというポートレートのライティングを解説する本を読んでいました。そして私は、そこで紹介されていたテクニックを使いたくて仕方なかったのです。そう、誰もが知っている天井バウンス!


難しいシチュエーションほど結果を追い回してあれこれするのを避けるべきです。自分が一番よく知っている方法で堂々と挑めば、それなりの結果は得られます。それ以上のことを求めるのは一段落してからでも遅くはありません。

ririxmike2
卿尓 さん/御狐神双熾(妖狐×僕SS)、琴 さん/白鬼院凛々蝶(妖狐×僕SS)
Nikon D800/SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


さて、天井バウンスです。天井と言っても、6メートル上に灰色の橋桁があるだけでした。本当は泣きたくなる状況でしたが、TTL調光コードで繋いだSB-910をスタンドに取り付け、200mmまでズームして天井に向けました。ご存知のように、絞りを開き、感度を上げ、フラッシュを望遠側にズームするとGNは大きくなります。

果てしなく遠い天井を使ったバウンス撮影をするための準備が整いました。影を和らげるために、トライグリップを地面に置いて悪あがきをします。


撮影結果を見て私は安心しました。SB-910はフル発光するわけでもなく、被写体がアンダーになるわけでもなかったからです。キャッチライトは入っているし、影もきつくない! あと、色もおかしくない!

撮影とは、自分を褒めることと戒めることの連続です。何が起こるか分からないときは、とにかく単純な方法をとってその場をしのげるように振る舞えと自分をたしなめます。”お前は大したやつじゃないんだ。今まで何か思いつきでやったことが成功した試しがあったか? ないだろ? お前はその程度なんだ。分かったなら、とっとと無難な方法で撮ってしまえよ”上手くいったときは”君ならできると思っていたよ! よし、もっといい結果を出せるかもしれないし、少し条件を変えて撮ってみようか!”こんな感じで心のブレーキとアクセルを使い分けて撮影は進んでいきます。


sorixbara
Farbe さん/雪小路野ばら(妖狐×僕SS)、M娘 さん/反ノ塚連勝(妖狐×僕SS)
Nikon D800/SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


次は、天井バウンスだけでは難しいシチュエーションです。天井バウンスには弱点があって、光が上からしか当たらないので、下を向いている人の顔が暗くなってしまうのです。これを改善するためには、下からも光を補う必要がありました。地面に置いたトライグリップにもう1つのSB-910をクランプで固定してリモートで発光させてみることにしました。これは最初の撮影が上手くいったからできた試みです。言い換えるなら、”調子に乗ってライトを追加”しました。


眼のキャッチライトがさらに豪華になりました。今までは天井バウンスさせるために真上を向いていたSB-910の漏れた光が小さく写っていただけですが、今回はSB-910で照らされたのでトライグリップも眼にはっきり映り込んでいます。


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ウリハリ さん/夏目残夏(妖狐×僕SS)、卿尓 さん/御狐神双熾(妖狐×僕SS)、汐霧光騎 さん/髏々宮カルタ(妖狐×僕SS)、Farbe さん/雪小路野ばら(妖狐×僕SS)
Nikon D800/SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


小雨が降り始めた中で撮影したとは思えない爽やかな印象の写真になりました。これはかなりお気に入りのショットです。


もちろんこれらの写真は、私の発想とスピードライトの性能で実現できた結果ではありません。あれこれとポージングを考えたり、私のリクエストに応えてくれたり、私が珍妙な機材を弄り回している間、呆れずに(呆れても)そこにいてくれたモデルのレイヤーさんたちの独創性と忍耐力に拠るものです。


まだ続きます。

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